ビル管理士試験 2019年 問37 問題と解説

 問 題     

電場、磁場、電磁波に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 赤外線は、電離作用を持っている。
  2. 電磁波は、波長の長短により性質が大きく異なる。
  3. 磁場の単位は、T(テスラ)又はG(ガウス)である。
  4. 家庭用電化製品、送電線等から発生する電磁場は変動磁場である。
  5. 冬場には、静電場が生じやすい。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

(1)に関して、電離作用を持つ放射線のことを電離放射線といいます。日常会話で使う放射線という言葉は、この電離放射線を指すことが多いです。一方、電離作用を持たない放射線は非電離放射線といいます。

要するに、高エネルギーで危険なものが電離放射線、低エネルギーで多少浴びたくらいでは大した影響のないものが非電離放射線という感じで覚えておけばよいと思います。

参考として、以下に具体的な例を挙げます。

【電離放射線】

  • α線
  • β線
  • γ線
  • 中性子線
  • X線

【非電離放射線】

  • 紫外線
  • 赤外線
  • 可視光線
  • マイクロ波

よって、赤外線は電離作用を持たないので、(1)が誤りです。

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