ビル管理士試験 H30年 問160 問題と解説

 問 題     

産業廃棄物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 建築物内に診療所がある場合、建築物の所有者は特別管理産業廃棄物管理責任者を置かなければならない。
  2. 爆発性、毒性、感染性その他の人の健康又は生活環境に被害を生ずるおそれのあるものは、特別管理産業廃棄物として規定されている。
  3. 排出事業者が自ら処理を行う場合、処理基準に従うことが必要である。
  4. 排出事業者が処理業者に委託して処理を行う場合、委託基準に従うことが必要である。
  5. 事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、燃えがら、汚泥等20種類が産業廃棄物として定められている。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

診療所では、血液の付いたガーゼや注射針など、感染源となり得る廃棄物が発生します。これらは特別管理廃棄物に分類されるので、診療所には特別管理産業廃棄物管理責任者を置かなくてはいけません。

しかし、建築物の所有者はあくまでテナントとして場所を貸し出しているだけなので、その中で診療所を開く場合には、診療所側で特別管理産業廃棄物管理責任者を置くことになります。

よって、(1)の「建築物の所有者」の部分が誤りです。

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