ビル管理士試験 H22年 問108 問題と解説

 問 題     

給水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. ポンプの防振を必要とする場合は、振動が他の部分に伝播しないように、ポンプの吸込口側、吐出口側に防振継手を取り付ける。
  2. 吸排気弁は、給水管内の空気の排出と給水管内が負圧になった場合の逆流防止のため設置する。
  3. 枝管の分岐は、上方に給水する場合には下取り出しとする。
  4. ポンプ直送方式は、受水槽に貯留した水を加圧ポンプで必要箇所に直接給水する方式である。
  5. 給水立て主管から各階への分岐管には、分岐点に近接した部分で、かつ、操作を容易に行うことができる部分に止水弁を設ける。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

上方に給水する場合は上取り出しで、下方に給水する場合は下取り出しです。

そうしないと、U字型の配管もしくは∩のような形の配管になってしまい、U字型の配管では曲がる部分の底に、砂などが溜まりやすく、∩のような形の配管では曲がる部分の頂点に、空気が溜まりやすくなってしまいます。

上方なら上取り出し、下方なら下取り出しにすることで、配管を曲げずに済みます。

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