問 題
室用途別の1人当たりの専有面積と必要換気量に関する次の組合せのうち、最も不適当なものはどれか。
室用途:1人当たりの専有面積(m2/人):必要換気量(m3/(h・m2))
- 食堂(営業用) 1.0 30.0
- ホテル客室 10.0 3.0
- 宴会場 0.8 37.5
- 事務所(一般) 4.2 4.5
- デパート(一般売場) 1.5 20.0
正解 (4)
解 説
この手の問題では、食堂の場合は専有面積がいくつで必要換気量がいくつ、ホテル客室の場合は専有面積がいくつで必要換気量がいくつ…と完全な暗記に頼るのは得策ではありません。そうしようとしても、部屋の種類が多いので結構大変だと思います。
そこで、ここで紹介したい解法は、「1人当たりに必要な換気量は30m3/h」であることを知識として覚えておくというものです。
選択肢にある「1人当たりの専有面積(m2/人)」と「必要換気量(m3/(h・m2))」を掛け算すると、1人当たりの必要換気量(m3/h・人)が計算できます。よって、これが30(m3/h・人)になっているものは正しい選択肢だと考えることができます。
以上を踏まえて選択肢を見ると、(4)だけが4.2×4.5=18.9となり、30にはなりません。ほかの選択肢はいずれも、掛け算の結果がぴったり30になっています。
よって、正解は(4)です。
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