ビル管理士試験 H30年 問47 問題と解説

 問 題     

エアロゾル粒子の一般的な粒径が、大きい順に並んでいるものは次のうちどれか。

  1. 霧雨     花粉     ウイルス
  2. バクテリア  ウイルス   霧雨
  3. ウイルス   霧雨     バクテリア
  4. 花粉     ウイルス   バクテリア
  5. ウイルス   バクテリア  花粉

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

選択肢に出てくるものの中で、霧雨は唯一肉眼でもはっきり見えるので、相当な大きさを持っています。正確な数値を覚えておく必要はないと思いますが、「mm」のオーダーであり、ほかと比べて明らかに大きいです。

ちなみに、花粉も目に見えると思うかもしれませんが、黄色いあれは花粉の粒子がいくつも集まったものです。花粉ひと粒は数十μmなので肉眼で確認するのは難しいです。

…とはいえ、エアロゾル粒子の中では、花粉はかなり大きい部類に入ります。実際のサイズとしては数十μmで、本問のような大小比較の際には花粉がよく登場するので、これは覚えておくと便利です。

また、主要なエアロゾル粒子の中で最も小さいのはウイルスで、次いでたばこ煙が小さいのは知識として押さえておくと良いです。

細菌(バクテリア)やダニアレルゲンなどが中程度のサイズに分類されるので、以上をまとめると次のような大小関係が成り立ちます。

  • 雨粒 > 花粉 > 細菌(バクテリア)、ダニアレルゲン > たばこ煙 > ウイルス

よって、上記の大小関係と選択肢を見比べると、正解は(1)だとわかります。

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