問 題
浄化槽法に基づく浄化槽管理者に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 設置届を提出すること。
- 清掃を実施すること。
- 保守点検を実施すること。
- 浄化槽設備士を置くこと。
- 法定検査を受検すること。
正解 (4)
解 説
(1)は正しいです。使用開始から30日以内に提出します。
(2)と(3)も正しいです。清掃と保守点検、どちらも毎年1回は必須です。
(4)が誤りの記述です。浄化槽設備士は、浄化槽工事を監督する有資格者のことなので、浄化槽ができあがって運用・管理する段階では特に関係ありません。よって、浄化槽管理者が浄化槽設備士を置く必要はありません。
一方、一定規模以上の浄化槽を扱っている浄化槽管理者は、技術管理者を置かなくてはなりません。技術管理者は、浄化槽の保守点検・清掃に関する技術上の業務を担当します。
(5)は正しい記述です。浄化槽の使用開始後3ヵ月を経過した日から5ヵ月間に、指定検査機関の行う水質に関する検査を受けなければいけません。その後は毎年1回、指定検査機関の検査を受けること必要があります。
この、「使用開始後3ヵ月を経過した日から5ヵ月間」というのが結構頻出なので、ぜひ押さえておいてください。
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