ビル管理士試験 H29年 問59 問題と解説

　問 題　　　　　

アレルゲンと微生物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1. 建築物衛生法では、ダニ又はダニアレルゲンに関する基準を定めている。
2. 酵母は、真菌に分類される。
3. ウイルスは、生きている細胞中でしか増殖できない。
4. ペニシリウムは、アレルギー症状を引き起こす原因物質の一つである。
5. ダニアレルゲンの大部分は、数μm以上の粒子である。

　解 説　　　　　

ダニや花粉、カビといったアレルゲンの量に関する基準値が定められているのは、「建築物衛生法」ではなく「学校保健安全法」です。

建築物衛生法では、空気環境として以下の7項目を基準値として定めています。本問とはあまり関係ありませんが、これはこれで重要事項です。

1. 浮遊粉じんの量
2. 一酸化炭素の含有率
3. 二酸化炭素の含有率
4. 温度
5. 相対湿度
6. 気流
7. ホルムアルデヒドの量

よって、正解は(1)となります。