ビル管理士試験 H27年 問13 問題と解説

 問 題     

建築物衛生法に基づく事業の登録に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 登録を受けなくても、特定建築物の環境衛生上の維持管理を行うことができる。
  2. 事業の登録申請は、保健所設置市の市長又は特別区の区長に行わなければならない。
  3. 事業の登録は、複数の営業所を統括する本社が代表で一つの事業として登録を受ける。
  4. 貯水槽清掃作業監督者は、建築物環境衛生総合管理業における監督者等の人的要件の一つである。
  5. 登録の有効期間は、5年間である。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

(1)について、登録を受けなくても清掃業などを生業とすることは可能です。ただし、登録をしていればその旨を表示してアピールすることができる一方、未登録なら当然、その旨の表示ができません。

(2)で、事業の登録は都道府県知事に申請します。市長や区長ではありません。

(3)で、事業の登録は、事業の区分に従い、営業所ごとに行う必要があります。

(4)について、建築物環境衛生総合管理業における監督者等の人的要件は以下の4つです。

  • 統括管理者
  • 清掃作業監督者
  • 空気環境測定実施者
  • 空調給排水管理監督者

(4)で書かれている貯水槽清掃作業監督者は、「建築物環境衛生総合管理業」ではなく「建築物飲料水貯水槽清掃業」に求められる人的要件です。

(5)の期間は「5年間」ではなく、「6年間」です。

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