ビル管理士試験 H26年 問143 問題と解説

 問 題     

ほこりや汚れの除去に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  1. おがくずの粒は保水力が高く、表面積が大きいので、ほこりを付着させる効果が大きい。
  2. ほこりは経時変化をしないので、長期間放置しても除去できる。
  3. 不乾性の鉱油で粘度の高いものを布に含ませて、ほこりを除去する方法をダストコントロール法という。
  4. バキュームクリーニングでは、カーペットの織り目に入り込んだほこりや土砂は除去できない。
  5. ダストクロス法は、油分による床面への弊害が多い。 

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

(2)について、ほこりは経時変化します。放っておくと水分を吸って周りに固着するなど、清掃が簡単ではなくなります。

(3)について、「粘度の高い」が誤りで、正しくは「粘度の低い」です。粘度が高いとその鉱油が床に固着するなど、余計に汚れてしまう恐れがあります。

(4)で、「バキューム」は「真空」や「吸引」を意味します。カーペットの奥に入り込んだ汚れの除去にも向いています。

(5)について、ダストクロス法は繊維の隙間を利用して土砂などを回収する方法です。ダストコントロール法と違って油を使わない分、油分による床面への弊害はほとんどありません。

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