ビル管理士試験 H26年 問111 問題と解説

 問 題     

給水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 給水管には、亜鉛メッキ鋼管は使用しないようにする。
  2. 合成樹脂管のクリープ劣化とは、合成樹脂に熱応力が長時間継続してかかる場合、材料変形が時間とともに進んでいく状態をいう。
  3. 銅管は、銅イオンが水に浸出して青水が生じて問題になることがある。
  4. ヘッダ工法とは、集合住宅の住戸内などで、ヘッダから各器具にそれぞれ単独に配管する工法である。
  5. 高置水槽方式は、圧力水槽方式に比較して、使用箇所での給水圧力が大きく変動する。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

高置水槽方式は重力で水が各階へ落ちていくようなものなので、近くの階(高層階)では圧力が弱めで、遠くの階(低層階)では圧力が強めになります。けれど、重力は常に一定なので、各階の使用箇所での給水圧力としては、いつでも変わらずほぼ一定です。

一方、圧力水槽方式はポンプの軌道時と定常状態でその出力が違ったりするので、使用箇所での給水圧力がやや安定しません。

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