問 題
輸送設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- エレベータに使用される巻上電動機には、交流式と直流式がある。
- 建築基準法の規定により、高さ31mを超える建築物には、原則として非常用の昇降機を設けなければならない。
- エスカレータの公称輸送能力は、定格速度と踏段幅により決定する。
- 建築基準法の規定により、エレベータの安全装置として、制動装置を設けなければならない。
- 油圧式エレベータは、走行機の速度制御が広範囲にわたって可能である。
正解 (5)
解 説
エレベータは、大きく分けて、ロープ式と油圧式に分かれます。
現在はロープ式が全体的に主流で、走行機の速度制御が広範囲にわたって可能です。そのため、特に高い建物のときにはこちらが多用されます。ただし、ロープ式エレベータは高層建築物の使用に限定されるわけではなく、高層にも低層にもよく使われます。
一方、数階程度の昇降であれば、油圧式が使われることもあります。油圧式エレベータは低層建築物の使用に限定されるので、高い建物には適用できません。
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