ビル管理士試験 H25年 問72 問題と解説

 問 題     

空気調和設備に用いられる冷却塔に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 冷却塔は、主として冷凍機の凝縮熱を大気に放出するための装置として利用され、冷却水循環系統の一部を形成する。
  2. 開放型冷却塔は、循環する冷却水が直接空気と接触し、冷却水の一部が蒸発することにより、残りの水が冷却される。
  3. 密閉型冷却塔は、散布水系統で不純物が濃縮することがないため、水質管理が不要という特徴がある。
  4. 密閉型冷却塔は、大気による冷却水の汚染がないため、電算室やクリーンルーム系統の冷却塔としての採用例が多い。
  5. 開放型冷却塔は、密閉型冷却塔に比べて小型である。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

密閉型冷却塔の場合、散布水系統の水量が少ないため、むしろ不純物を放っておくと濃くなりやすいです。適切な水質管理のもと、不純物の除去を行う必要があります。

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