ビル管理士試験 H25年 問2 問題と解説

 問 題     

現在の行政組織に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  1. 全国には、保健所が372箇所設置されている。
  2. 消防法を所管する官庁は、総務省である。
  3. 下水道の終末処理場の維持管理に関することは、厚生労働省の所管である。
  4. 保健所には、労働基準監督官が置かれている。
  5. 建築基準法で規定されている特定行政庁とは、国土交通省である。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

(1)について、H24年時点で、都道府県に設置される保健所の数が372箇所です。実際には、これに指定都市、中核市、政令市、特別区の保健所も存在するため、合計で495箇所ほどあります。しかし、これを覚えておくのも大変なので、この問題では消去法ではなく、選択肢(2)が適切であることを知っておくほうが良いかもしれません。

(3)について、下水道は国土交通省の所管です。ただし、下水道の終末処理場の維持管理に関することは環境省と国土交通省の共管です。

(4)について、労働基準監督官が置かれるのは、普通、労働基準監督署です。

(5)について、特定行政庁とは、建築主事を置く地方公共団体と、その長のことです。大雑把にいえば、市長や区長、知事などを指すので、国土交通省ではありません。

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