問 題
建築物衛生法に基づく事業の登録に必要な人的要件に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 特定建築物の建築物環境衛生管理技術者として選任されている者は、登録事業の監督者等を兼務することはできない。
- 同一の者が2以上の営業所の監督者等となることはできない。
- 同一の者が同一営業所の2以上の登録事業の監督者等となることはできない。
- 登録事業に従事するパート従業員は、従事者研修の対象とはされていない。
- 事業者は、研修対象者全員が、1年に1回以上、研修を受けられる体制をとらなければならない。
正解 (4)
解 説
(1)~(3)は全て正しいです。建築物環境衛生管理技術者と監督者を兼務すること、同一人物が複数の監督者になることは、いずれも認められていません。営業所の場所や事業の種類に関わらず、一つの監督者になった以上は、建築物環境衛生管理技術者や別の監督者を兼務することはできません。
ちなみに、建築物環境衛生管理技術者を2か所で兼務することは場合によっては可能です。こちらは監督者との兼務ではないため、きちんと区別して覚えてください。
(4)が誤りです。パートやアルバイトであっても従事者の一員なので、従事者研修の対象となります。
(5)は正しいです。従事者全員が、原則として1年に1回以上研修を受講する体制が必要となります。
以上から、正解は(4)です。

コメント