ビル管理士試験 H24年 問86 問題と解説

 問 題     

床衝撃音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 重量床衝撃音は衝撃源自体の衝撃力が高周波数域に主な成分を含む。
  2. 軽量床衝撃音は重量床衝撃音と比べて、衝撃源が硬いことが多い。
  3. 軽量床衝撃音は重量床衝撃音と比べて、床仕上げ材の弾性が大きく影響する。
  4. 重量床衝撃音の対策として、床躯体構造の質量の増加が挙げられる。
  5. 床衝撃音の測定は、JISに定められている方法により測定する。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

重量床衝撃音は、上の階にいる人が走り回ったり、重いものをどすんと置いたりしたときに聞こえる音です。「重量」と名付けられている通り、基本的には重いものが発する音なので、ずうぅぅん…といった低い音が多いです。

重いものは軽いものと比べて低い音を出し、それは周波数でいうと低周波になります。つまり、重量床衝撃音は高周波数域ではなく低周波数域となります。

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