ビル管理士試験 2024年 問30 問題と解説

 問 題     

室内に存在する空気汚染物質による健康影響が一因となる疾患として、ア~エの組合せのうち、正しいものは次のどれか。

  • ア:オゾン   肺気腫
  • イ:ラドン   肺がん
  • ウ:真菌    過敏性肺炎
  • エ:トルエン  シックハウス症候群
  1. アとイとウ
  2. アとウとエ
  3. アとイとエ
  4. イとウとエ
  5. 全て正しい

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

アは正しいです。オゾンは吸入すると気道粘膜を刺激します。また、肺の奥まで達して肺気腫を起こすこともあります。

イも正しいです。ラドン(ラドンガス)は、自然界に存在するラジウム鉱石から生じる放射性物質であり、被曝すると肺がんのリスクが高まります。ラドンは、喫煙に次ぐ肺がんリスク要因として知られています。

ウも正しいです。室内環境で真菌が繁殖すると、アレルギーや過敏性肺炎を引き起こす一因となります。

エも正しいです。シックハウス症候群の原因物質として抑えておきたいのは、ホルムアルデヒドとトルエンの二つです。

以上から、ア~エの全てが正しいため、正解は(5)となります。

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