ビル管理士試験 2023年 問77 問題と解説

 問 題     

浮遊粉じんの測定法と測定器に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 浮遊粉じんの浮遊測定法には、吸光光度法がある。
  2. 浮遊粉じんの捕集測定法には、フィルタ振動法がある。
  3. デジタル粉じん計は、粉じんによる散乱光の波長により相対濃度を測定する。
  4. 建築物環境衛生管理基準に基づき、ローボリウムエアサンプラ法を用いる場合は、分粒装置を装着する必要がある。
  5. デジタル粉じん計は、経年による劣化などが生じることから定期的に較正を行う必要がある。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

(3)に関して、一般的なデジタル粉じん計に使われているのは、光散乱法とか光散乱式とか呼ばれるものです。これは、散乱光の波長ではなく、散乱光の強さによって測定しています。

よって、(3)の「散乱光の波長」が誤りで、正しくは「散乱光の強さ」となります。

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