問 題
感染症法により、全数把握が必要とされる感染症は次のうちどれか。
- ヘルパンギーナ
- A型肝炎
- 季節性インフルエンザ
- 手足口病
- マイコプラズマ肺炎
正解 (2)
解 説
本問は難易度的には易しいほうですが、ヘルパンギーナや手足口病が出題されるのは珍しいです。馴染みがなく苦手意識が強い場合には、あまりこだわらずに捨て問題としてしまっても構わないと思います。
感染症の類型である一類~五類のうち、全数把握が必要となるのは、一類~四類の全てと五類の一部です。本問は全数把握が必要とされる感染症を選べばよいので、つまり、選択肢の感染症の中で最も危険性が高いものを選べばよいということになります。
この観点から見ると、選択肢の中で最も危険性の高い感染症は、急性肝炎であり通常は入院することになる(2)の「A型肝炎」であると判断できるので、これが全数把握が必要な感染症であると考えられます。
実際、選択肢の中ではA型肝炎が唯一の四類感染症であり、ほかの4つはいずれも五類感染症かつ全数把握が必要ないものとなっています。
よって、正解は(2)です。
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