ビル管理士試験 2022年 問168 問題と解説

 問 題     

ゴキブリの生態に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. ワモンゴキブリは、卵鞘(しょう)を唾液などでくぼみ、隙間等に貼り付ける。
  2. ゴキブリ類は、成虫と幼虫の生息場所が同じである。
  3. 孵(ふ)化したばかりのゴキブリ類の幼虫は、0.5mmの隙間でも潜ることができる。
  4. チャバネゴキブリは、休眠性をもたない。
  5. ゴキブリ類の集団形成は、気門から分泌される集合フェロモンにより促進される。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

この問題はややマニアックな知識が問われています。全ての選択肢において、正誤を判定するためには出題頻度の低い知識が必要であり、難易度が高いです。そのため、個人的には捨て問題として扱っても構わないと思います。

一応答えを示しておくと、(5)の文章が誤りで、集合フェロモンが分泌されるのは「気門」ではなく「直腸細胞」となります。

なお、これ自体はマイナーな知識ですが、「ゴキブリはフェロモンの働きにより集合性を示す」というのは重要事項として押さえておいてください。「フェロモン」が「ホルモン」に書き換えられて、誤りの選択肢として出題されることがよくあります。

以上から、正解は(5)となります。

コメント