問 題
建築物内廃棄物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 燃える可能性のある吸い殻などは、ステンレス鋼製コレクタで収集する。
- 新築の建築物では、使用開始後一定期間が経過したとき、廃棄物処理計画を見直す。
- 雑芥(ざっかい)とは、動植物性残渣(ざんさ)の廃棄物で、レストラン、ホテル等の調理場から出るごみである。
- 感染性のおそれのある産業廃棄物であるかどうかの判断は難しく、医療関係者にゆだねられている。
- 個人によるインシュリンの注射が認められ、ホテルや商業施設の一般ごみに注射針が捨てられており、ごみ回収時に手に刺さる事故が発生している。
正解 (3)
解 説
(1)は正しいです。吸い殻などの収集容器は、ステンレス鋼製コレクタのような不燃性の容器で収集します。
(2)も正しいです。新築の建築物では、運用開始後の実態が当初の想定とずれていることも珍しくありません。そのため、使用開始後一定期間が経過したときに廃棄物処理計画を見直すのが望ましいです。
(3)が誤りです。動植物性残渣の廃棄物で、レストランやホテル等の調理場から出るごみは、「雑芥」ではなく「厨芥」です。つまり、厨芥とは、野菜の皮や食べ残しなど生ごみのことを指します。一方、雑芥は、紙くずと厨芥を混合したものをいいます。
(4)と(5)はともにややマイナーですが、どちらも正しいです。
感染性廃棄物か否かは、排出状況・付着物・使用場所など専門判断が絡むため、実務上は医療関係者の判断に基づいて管理されます。
また、インシュリンは糖尿病治療に用いられる注射薬で、毎回医療機関で行うのは現実的でないため、自己注射が認められています。その結果、ホテルや商業施設の一般ごみに注射針が捨てられるケースがあり、ごみ回収時に手に刺さる事故が発生しています。
以上から、正解は(3)となります。

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