ビル管理士試験 2025年 問145 問題と解説

 問 題     

建築物清掃管理の評価に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 作業品質の良否は、基本的に、仕様の多寡によって左右される。
  2. 組織品質は、事業所管理品質と現場管理品質の二つによって構成される。
  3. 事業所管理品質は、教育訓練やインスペクションの実施、現場に対する適切な指導等が確立されているかを評価される。
  4. 品質評価項目のうち安全衛生は、事業所管理品質に含まれる。
  5. 従事者の作業態度、服装や身だしなみ、挨拶等、人の気持ちに働きかける項目も、重要な品質要素とされる。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

(1)は正しいです。仕様で清掃の範囲や頻度、内容などがしっかり決まっていれば、作業品質も良くなる傾向があります。一方、仕様が雑だと、作業品質にムラが生じやすいです。

(2)も正しいです。清掃の品質評価は、作業品質と組織品質から成ります。さらに、組織品質は事業所管理品質と現場管理品質の二つによって構成されます。

「品質評価の分類」

  • 作業品質
  • 組織品質
    • 事業所管理品質
    • 現場管理品質

(3)も正しいです。まず用語の確認をしておきますが、インスペクションとは、品質を評価するための検査や視察のことです。事業所管理品質では、教育訓練やインスペクションの実施など、組織品質がしっかり保たれる構造が確立されているかを評価されます。

(4)が誤りです。これは知識としてはマイナーな文章ですが、上記の(2)の解説の通り、組織品質が事業所管理品質と現場管理品質に分かれることを知っていれば、安全衛生は現場において重要な事項なので、現場管理品質に含まれると判断できるはずです。

よって、(4)の「事業所管理品質」が誤りで、正しくは「現場管理品質」となります。

(5)は正しいです。従事者の身だしなみなども、建物の利用者の快適性に影響を与える要素となります。そのため、これらも品質要素といえます。

以上から、正解は(4)です。

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