問 題
雑用水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 排水再利用設備は、その循環方法から、個別循環方式、地区循環方式及び広域循環方式に分類される。
- 雑用水の原水は、年間を通じて安定して確保できる排水を優先する。
- 散水、修景、清掃用水として利用する場合、雑用水受水槽は、6面点検ができるように設置することが望ましい。
- 建築物衛生法では、雑用水の水質基準項目として、浮遊物質(SS)が規定されている。
- 上水管、雑用水管、給湯管等が並行して配管される場合は、配管の配列を変えない。
正解 (4)
解 説
(1)は正しいです。排水再利用の循環方式は、個別循環方式、地区循環方式、広域循環方式に分類されます。
(2)も正しいです。これは基本的な内容で特に矛盾点もないため、判断しやすいと思います。
(3)も正しいです。「6面点検ができるように設置」とは、タンクの周りに十分な空間を確保して、上面・下面・側面4面の全ての面で腐食・漏水・結露の確認や、清掃・補修ができる状態にする、ということです。
壁にぴったり付けて設置すると、背面や底面が見えず、劣化や漏れに気づきにくくなるので、このような設置方法は避けることが望ましいです。
(4)が誤りです。雑用水の水質は、次の基準に適合することが求められます。これは頻出なので、ぜひ覚えておくべき重要事項です。項目だけでなく、基準も押さえておいてください。
- 残留塩素:遊離残留塩素0.1mg/L以上(結合残留塩素なら0.4mg/L以上)
- pH値 :5.8以上8.6以下
- 臭気 :異常でないこと
- 外観 :ほとんど無色透明であること
- 大腸菌 :検出されないこと
- 濁度 :2度以下(散水、修景、清掃用水として使う場合のみ。水洗便所用水なら基準値なし)
また、測定頻度は、遊離残留塩素の含有率、pH値、臭気、外観の4項目が7日以内ごとに1回、大腸菌と濁度の2項目が2か月以内ごとに1回となっています。
よって、浮遊物質(SS)は規定されていません。
(5)は正しいです。誤接続を防止するため、上水管、雑用水管、給湯管等が並行して配管される場合に、配管の配列を変えてはいけません。
以上から、正解は(4)となります。

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