問 題
給湯設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 業務用厨房(ちゅうぼう)など連続的に湯を使用する給湯枝管には、返湯管を設けない場合が多い。
- 貯湯槽の容量が小さいと、加熱装置の発停が多くなる。
- エネルギーと水の節約を図るため、湯と水を別々の水栓から出さずに混合水栓を使用する。
- 中央式給湯方式の循環ポンプは、給湯主管に設置する。
- 加熱装置から逃し管を立ち上げる場合は、水を供給する高置水槽の水面よりも高く立ち上げる。
正解 (4)
解 説
(1)は正しいです。厨房のように連続的に湯を使用する系統は、枝管内の湯が冷めにくく、返湯管がなくても実用上困らないため、設けない場合が多いです。
(2)も正しいです。貯湯槽が小さいと湯の使用によって温度がすぐ下がり、設定温度を保つために加熱装置がON/OFFを繰り返しやすくなります。
(3)も正しいです。混合水栓は温度調整がしやすく、必要温度の湯を早く出しやすいので、結果としてエネルギーと水を節約することができます。
(4)が誤りです。中央式給湯方式に設置する循環ポンプは、末端の給湯栓を開いた場合でもすぐに熱い湯が出るように設けるものです。
そのため、もともと勢いのある給湯主管にポンプを追加して湯の勢いを増しても意味がありません。そうではなく、勢いの落ちている返湯管にポンプを設けることで、全体をうまく循環できるようにします。
よって、(4)の「給湯主管」を「返湯管」に直せば、正しい記述となります。
(5)は正しいです。加熱装置から逃し管を立ち上げる場合は、水を供給する高置水槽の水面よりも高く立ち上げます。仮に逃し管が低かった場合、給水された水が(異常時でもないのに)どんどん逃し管から流れ出してしまうことになります。
以上から、正解は(4)となります。

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