問 題
照明施設の保守に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 室内の照度は、照明施設の使用に伴って光源・照明器具に付着する汚れにより低下する。
- 保守率は、照明施設をある期間使用した後の作業面上の平均照度と初期平均照度との比で表される。
- LED照明器具の場合、周辺環境の清浄度が同じであれば、下面開放形と完全密閉形の設計光束維持率は同等である。
- 既設の蛍光ランプ用照明器具のランプを直管型LEDランプで代替する場合、正しいランプと照明器具の組合せでないと、照明器具の燃焼や火災を招くおそれがある。
- 蛍光灯照明器具の寿命は、電源電圧、周囲温度などの使用条件によって短くなることがある。
正解 (3)
解 説
(1)、(4)、(5)はいずれも正しいです。どれも一般的なことが書かれているだけなので、これらは判断しやすいと思います。
(2)も正しいです。記述の通り、保守率とは、照明施設を一定期間使用した後の作業面上の平均照度と初期平均照度との比で表される数値です。これはときどき出題されるので、知識として押さえておいてください。
(3)が誤りです。ややマニアックな知識が問われているため、個人的には消去法で正解できれば十分だと思いますが、参考までに以下で解説します。
光源の設計光束維持率とは、点灯時間の経過に伴う光源自体の光束減退などによる照度低下を補償するための係数のことです。
ある経過時間での設計光束維持率が1に近ければ、それは長持ちする照明器具だといえます。一方、あまり時間が経っていないのに設計光束維持率が0.7くらいに落ちてしまうようでは、それは持ちの悪い照明器具ということになります。
照明器具の種類には、露出形・下面開放形・簡易密閉形・完全密閉形の4つがあります。これらを設計光束維持率を低いほうから高いほうへと並べると、おおよそ以下の大小関係が成り立ちます。
- 簡易密閉形 < 下面開放形 < 完全密閉形 ≦ 露出形
よって、(3)の記述の「下面開放形と完全密閉形~は同等」が誤りだといえます。
以上から、正解は(3)です。

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