問 題
電離放射線に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 電離放射線は、物質をイオン化する作用を持つ。
- 放射能とは、放射性物質が放射線を出して壊変していく性質をいう。
- β線は、鉛、鉄の板を透過する。
- 細胞のうち、放射線感受性が最も低い細胞は神経細胞である。
- 生体内に取り込んだ放射性物質が2分の1量になるまでの時間を、生物学的半減期という。
正解 (3)
解 説
(1)と(2)はともに正しいですが、重要事項ではないのであまり気にしなくていいと思います。
(3)が誤りです。電離放射線のうち、α線は紙一枚で遮断できます。β線は紙一枚では遮断できませんが、薄い金属板を使うと遮断することができます。また、γ線やX線は薄い金属板でも遮断できませんが、厚い鉛や鉄の板を使うと遮断することができます。
よって、β線は、鉛、鉄の板を透過しません。
(4)は正しいです。電離放射線の感受性が最も高い細胞は、リンパ球です。また、電離放射線の感受性が最も低い細胞は、神経細胞です。どちらかといえば、「感受性が高い → リンパ球」のほうが頻出なので、併せて押さえておいてください。
(5)も正しいです。記述の通り、生体内に取り込んだ放射性物質が半分になるまでの時間を、生物学的半減期といいます。
以上から、正解は(3)です。

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