ビル管理士試験 2025年 問29 問題と解説

 問 題     

シックビル症候群に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 仕事のストレスは、発症の危険因子である。
  2. 症状とその原因の因果関係は、必ずしも明確でない。
  3. 特異的な症状はなく、多様な症状を呈する。
  4. アトピー体質は、発症の危険因子である。
  5. 目やのどの刺激やくしゃみ等の症状は、加湿により増加する。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

(1)は正しいです。仕事に限定されるわけではありませんが、大きなストレスを感じるとシックビル症候群が発症しやすくなります。

(2)も正しいです。シックビル症候群は、揮発性有機化合物や生物汚染物質が原因になり得ると考えられていますが、はっきりとした原因物質が同定されているわけではありません。

(3)も正しいです。シックビル症候群の症状は人それぞれで、多岐に渡ります。たとえば、頭痛、めまい、吐き気、疲労感、咳、息切れ、じんましん…などです。

(4)も正しいです。記述の通り、アトピー体質だとシックビル症候群が発症しやすい傾向にあります。

(5)が誤りです。低湿度で乾燥した場所では、目やのどの粘膜が刺激されやすく、咳やくしゃみなどの症状が出やすくなります。そのため、加湿によってこれらの症状は「増加」するどころか、むしろ「軽減」されます。

以上から、正解は(5)となります。

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