ビル管理士試験 2025年 問28 問題と解説

 問 題     

ヒトの発がんに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. ヒトのがんの3分の2以上は、食事や喫煙等の生活環境に関わる要因が原因とされる。
  2. 日光を浴びることが、発がんの原因となることがある。
  3. 細胞の増殖を促進する物質は、イニシエータである。
  4. 発がん促進因子を減らし、抑制因子を増やすことにより、発がんリスクを低下させることができる。
  5. 建築物の空気中に存在しうる発がん物質からの曝露(ばくろ)を抑えることは、がんの一次予防となる。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

本問の正解は(3)ですが、(3)以外の選択肢がどれも割と基本的な内容なので、この問題は消去法で答えるほうが簡単かもしれません。

(3)に関して、DNAに最初に傷を付け、変異を起こさせる物質のことを「イニシエータ」といいます。イニシャル(initial、頭文字)と語源は同じで、イニシエータ(initiator)は発がんの最初のプロセスを引き起こす物質です。

イニシエータの働きによってDNAに変異が起こり、その後、プロモータ(promoter、発がん促進物質)によって発がんが促進されます。

よって、(3)は用語と説明文が合っていません。冒頭の「細胞の増殖を促進する物質」を「DNAに最初に傷を付け、変異を起こさせる物質」などに変えるか、または、「イニシエータ」を「プロモータ」に変えると正しい文章となります。

以上から、正解は(3)です。

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