ビル管理士試験 2024年 問162 問題と解説

 問 題     

建築物内廃棄物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 事後分別とは、ごみ発生時点以降に分別を行うことである。
  2. 事前分別の基本は、収集運搬用具を廃棄物の種類ごとに用意することである。
  3. 建築物内の収集時に廃棄物かどうか不明な書類などは、確認するまで処理しない。
  4. ビルメンテナンス事業者は、建築物内廃棄物の管理責任者を選任する。
  5. 事後分別の留意点は、廃棄物と資源化物を大別し詳細に分別することである。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

(4)で、建築物内廃棄物の管理責任者を選任するのは、「ビルメンテナンス事業者」ではなく「建築物の所有者」です。

ビルメンテナンス事業者は、建築物の所有者(いわゆるビルオーナー)から委託されて、ビルの清掃や衛生管理などソフト面でのメンテナンス(=維持管理)を行う業者です。

管理責任者の選任といった運営上の責任は、ビルメンテナンス業者ではなく建築物維持管理権原者(所有者など)の役割となります。

よって、正解は(4)です。

本問では、(4)以外の選択肢はあまり重要なことが書かれていません。いずれも基本的な内容ですが、無理に覚えようとする必要はないと思います。

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