問 題
建築物内廃棄物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 事後分別とは、ごみ発生時点以降に分別を行うことである。
- 事前分別の基本は、収集運搬用具を廃棄物の種類ごとに用意することである。
- 建築物内の収集時に廃棄物かどうか不明な書類などは、確認するまで処理しない。
- ビルメンテナンス事業者は、建築物内廃棄物の管理責任者を選任する。
- 事後分別の留意点は、廃棄物と資源化物を大別し詳細に分別することである。
正解 (4)
解 説
(4)で、建築物内廃棄物の管理責任者を選任するのは、「ビルメンテナンス事業者」ではなく「建築物の所有者」です。
ビルメンテナンス事業者は、建築物の所有者(いわゆるビルオーナー)から委託されて、ビルの清掃や衛生管理などソフト面でのメンテナンス(=維持管理)を行う業者です。
管理責任者の選任といった運営上の責任は、ビルメンテナンス業者ではなく建築物維持管理権原者(所有者など)の役割となります。
よって、正解は(4)です。
本問では、(4)以外の選択肢はあまり重要なことが書かれていません。いずれも基本的な内容ですが、無理に覚えようとする必要はないと思います。
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