問 題
清掃分野における床維持剤を説明する内容として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- フロアオイル:鉱油を主体とし、木質系床材の保護と美観の向上に使用される
- フロアポリッシュ:塗布乾燥後に皮膜を形成し、物理的・化学的方法により、容易に除去できる製品群
- フロアシーラ:塗布乾燥後に皮膜を形成し、物理的・化学的方法によっても容易には除去できない製品群
- 水性フロアポリッシュポリマータイプ:不揮発性成分として、合成樹脂等のポリマが主原料
- 水性フロアポリッシュワックスタイプ:一般的に樹脂ワックスと呼ばれ、フロアポリッシュの主流
正解 (5)
解 説
(1)は正しいです。フロアオイルは、鉱油を主体とし、常温で液体のものをいいます。これは、表面加工されていない木質系床材の保護のために用いられます。
(2)と(3)はともに正しいです。フロアポリッシュは仕上げ剤ともいい、物理的・化学的方法により容易に除去できます。一方、フロアシーラは目止め剤ともいい、物理的・化学的方法によっても容易に除去できません。
(4)が正しく、(5)が誤りです。代表的なフロアポリッシュとして、以下の4分類が挙げられます。
- 水性ポリマータイプ
- 水性ワックスタイプ
- 乳化性ワックスタイプ
- 油性ワックスタイプ
このうち、よく使われているのは水性ポリマータイプです。ワックスタイプに比べて取り扱いやすい上、安価かつ耐久性に優れていることなど多くのメリットがあります。よって、(5)の「フロアポリッシュの主流」が明確に誤りだといえます。
以上から、正解は(5)となります。
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