問 題
環境要素の測定に関する用語の組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
- 酸素 ポーラログラフ方式
- 窒素酸化物 溶液導電率法
- 一酸化炭素 ガスクロマトグラフ法
- イオウ酸化物 紫外線蛍光法
- 臭気 3点比較式臭袋法
正解 (2)
解 説
本問は前問の問78とほぼ同じ出題テーマです。解説の内容も重複しますが、それだけ頻出テーマであるとも言えるので、暗記しておく価値があると思います。
本問のように、室内空気環境の測定方法を問う問題は頻出です。種類が多くて大変ですが、出題傾向の高いものを以下にまとめるので、知識としてできる限り覚えておくことをお勧めします。
【一酸化炭素の測定法】
- 検知管法
- 定電位電解法
- ガスクロマトグラフ法
【二酸化炭素の測定法】
- 検知管法
- 非分散型赤外線吸収法
【窒素酸化物の測定法】
- 吸光光度法
- 化学発光法
【イオウ酸化物の測定法】
- 溶液導電率法
- 紫外線蛍光法
【オゾンの測定法】
- 紫外線吸収法
- 半導体法
- 吸光光度法
- 化学発光法
- 検知管法
- CT法
【酸素の測定法】
- ガルバニ電池方式
- ポーラログラフ方式
【アスベストの測定法】
- 光学顕微鏡(位相差顕微鏡)による測定法
- 電子顕微鏡による測定法
【アレルゲンの測定法】
- 表面プラズモン共鳴法 (花粉アレルゲン)
- エアロアレルゲン・イムノブロット法 (花粉アレルゲン)
- 酵素免疫測定法(ELISA法) (ダニアレルゲン)
【微生物の測定法】
- 培地法
- ATP法
よって、(2)の「溶液導電率法」が誤りで、窒素酸化物の測定には「吸光光度法」か「化学発光法」が用いられます。
ちなみに、上記の解説には(5)の「臭気」に関する記載がありませんが、頻出事項ではない(見慣れない)選択肢が正解になる確率は極端に低いので、このような選択肢の正誤は判定せずにスルーして構いません。
以上から、正解は(2)となります。
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