問 題
空気調和設備に用いられる送風機の特性と送風系に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。
送風機の特性曲線は、グラフの横軸に( ア )をとり、縦軸に( イ )をとって示される。一方、送風系の( ウ )曲線は、同じグラフ上に、原点を通る二次曲線として示される。ここで、二つの曲線の交点は、運転点を示している。
- ア イ ウ
- 圧力 風量 抵抗
- 動力 圧力 性能
- 動力 風量 圧力
- 風量 動力 性能
- 風量 圧力 抵抗
正解 (5)
解 説
送風機と送風系においては、以下の図で表す特性曲線Pと抵抗曲線Rが重要です。
特性曲線Pと抵抗曲線Rはどちらも横軸に風量を、縦軸に静圧をとります。
よって、( ア )には「風量」が入り、( イ )には静圧という選択肢がないので、それに近い「圧力」を選びます。なお、H30年 問72では静圧か動圧かを問う問題が出題されているので、試験勉強としては「圧力」ではなく「静圧」で覚えておくほうが無難です。そして、( ウ )は「抵抗」となります。
また、このとき2曲線(PとR)との交点Aは、運転点を示しています。たとえば、その送風量QAが設計風量QBよりも大きいことが判明した場合には、送風系のダンパを操作することで、設計風量と同一となるように調整することができます。
以上から、
- ア:風量
- イ:圧力
- ウ:抵抗
となるので、正解は(5)です。
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