問 題
建築物環境衛生管理基準に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 防除を行う動物は、ねずみ、昆虫その他の人の健康を損なう事態を生じさせるおそれのある動物である。
- 掃除は、日常行うもののほか、大掃除を、6月以内ごとに1回、定期に、統一的に行う。
- 特定建築物維持管理権原者は、排水に関する設備の掃除を、1年以内ごとに1回、定期に行わなければならない。
- 特定建築物維持管理権原者は、厚生労働大臣が別に定める技術上の基準に従い、排水に関する設備の補修、掃除その他当該設備の維持管理に努めなければならない。
- 冷却塔、冷却水の水管及び加湿装置の清掃を、それぞれ1年以内ごとに1回、定期に行う。
正解 (3)
解 説
(1)は正しいです。これは基本的な内容で特に矛盾点もないため、判断しやすいと思います。
(2)も正しいです。大掃除においては、6か月以内ごとに1回、日常清掃の及びにくい箇所等の汚れ状況を点検し、必要に応じ除じん、洗浄を行います。
(3)が誤りです。排水に関する設備の掃除は、6か月以内ごとに1回、定期に実施することが求められます。よって、(3)の「1年以内ごとに1回」が誤りで、正しくは「6か月以内ごとに1回」となります。
(4)は正しいです。難しいことは書かれていませんが、特に重要事項でもないため、正誤の判断がつかない場合はスルーしても構わない選択肢です。
(5)も正しいです。冷却塔・冷却水の水管や加湿装置の清掃は、1年以内ごとに1回、定期に行う必要があります。
以上から、正解は(3)となります。
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