問 題
カーペット清掃用機械に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- カーペットスイーパは、パイル表面の粗ごみを除去するのに適している。
- 洗剤供給式床磨き機は、ウィルトンカーペットの洗浄に適している。
- スチーム洗浄機は、カーペットのしみ取りにも使われる。
- アップライト型真空掃除機は、床を回転ブラシで掃きながら、ごみやほこりを掃除機内に吸い込む構造を有する。
- エクストラクタは、ノズルから洗浄液を噴射して、直ちに吸引する構造になっている。
正解 (2)
解 説
(1)は正しいです。記述の通り、「カーペットスイーパ」は、パイル表面の粗ごみの除去に向いています。ちなみに、パイル内部のほこりの除去には、吸引力の強い「アップライト型真空掃除機」が適しています。
(2)が誤りです。「洗剤供給式床磨き機」は、化学繊維のタフテッドカーペットの洗浄に適しているという特徴があります。一方、「ローラブラシ方式の洗浄機」は、ウールのウィルトンカーペットの洗浄に適しています。
よって、(2)の「洗剤供給式床磨き機」を「ローラブラシ方式の洗浄機」に直すか、または「ウィルトンカーペット」を「タフテッドカーペット」に直せば、正しい文章となります。
(3)は正しいです。スチーム洗浄機は高温の水蒸気で汚れを取るため、洗浄後に残る水分が少なく仕上がりも柔らかいという特徴があります。これは、カーペットのしみ取りにも使われます。
(4)も正しいです。アップライト型真空掃除機は、床を回転ブラシで掃きながら、ごみやほこりを掃除機内に吸い込む構造をしています。これにより、カーペットのパイル内部のほこりを除去することができます。
(5)も正しいです。エクストラクタは噴射吸引式機械ともいわれ、ノズルから洗浄液を噴射して、直ちに吸引する構造をしています。これは、水分に耐えるカーペットの洗浄に適しています。
よって、正解は(2)となります。
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