問 題
繊維床材の特徴と維持管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 事務所建築物の繊維床材のしみは、約60%が親水性である。
- ウール素材の含水率は約15%であるので、洗浄後は乾きにくい。
- スチーム洗浄機は、エクストラクタより、洗浄後、カーペットに残留する水分量が多い。
- 繊維床材は、パイルに空隙があることから土砂・ほこりが堆積しやすい。
- ナイロンに付着した親水性の汚れは、ポリエステルより取りにくい。
正解 (3)
解 説
(3)で、スチーム洗浄機は高温の水蒸気で汚れを取るため、洗浄後に残る水分が少なく仕上がりも柔らかいという特徴があります。
一方、エクストラクタは噴射吸引式機械ともいわれ、ノズルから洗浄液を噴射して、直ちに吸引する構造をしています。これは、水分に耐えるカーペットの洗浄に適しています。
以上のように、スチーム洗浄機は蒸気(つまり液体ではなく気体)を用いている分、エクストラクタに比べて洗浄後の残留水分量が少なくなります。
よって、(3)の記述が誤りなので、正解は(3)となります。
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