問 題
清掃対象となる床材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 疎水性の床材には、油溶性物質が付着しやすい。
- 汚れは平滑緻密な表面には付着しにくく、付着しても除去しやすいが、凹凸が多くて粗い表面には付着しやすく、付着すると除去しにくい。
- 汚れが内部にしみ込みやすい吸水性の床材や、汚れの付着によって錆(さび)やカビ等の変質を生じやすいものは後の処理が困難である。
- カーペットに洗剤分を残すことにより、汚れの予防効果が得られる。
- 汚れの除去には水を使用することが多いため、水に耐える材質のものは清掃しやすいことが多い。
正解 (4)
解 説
(4)に関して、カーペットに洗剤分を残したままにしておくと、洗剤に含まれる界面活性剤が汚れを吸着しやすくなるので、カーペットが汚れを取り込みやすい状態となってしまいます。つまり、汚れの予防効果が得られるどころか、逆効果です。
よって、カーペット類に洗剤を使用する場合は、洗剤分が残留しないようにする必要があります。
以上から、正解は(4)となります。
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