問 題
排水通気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 管径75mmの排水横管の最小勾配は、1/100である。
- 排水ポンプは、排水槽の吸込みピットの壁面から200mm以上離して設置する。
- 排水槽の底の勾配は、吸込みピットに向かって1/15以上1/10以下とする。
- 排水立て管のオフセット部の上下600mm以内には、排水横枝管を設けてはならない。
- 厨(ちゅう)房用の口径100mmの排水管に設置する掃除口の口径は、75mmとする。
正解 (5)
解 説
この問題の正解は(5)ですが、これはややマイナーな知識だといえます。一方、他の選択肢はどれも頻出事項なので、この問題は消去法で正解できれば十分だと思います。
(1)は正しいです。排水横管の管径と最小勾配との関係は、以下の通りです。
(2)、(3)、(4)もそれぞれ正しい記述です。選択肢としてたびたび登場する文章なので、数値を正確に覚えておきたいところです。
(5)について、厨房排水用の排水管に設置する掃除口の口径は、排水管径と同径とします。よって、排水管の口径が100mmなら、掃除口の口径も100mmとする必要があります。
よって、(5)の記述が誤りなので、これが正解となります。
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