問 題
空気調和設備に用いられる熱交換器に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 回転型全熱交換器は、仕切り板の伝熱性と透湿性により給排気間の全熱交換を行う。
- 空気-空気熱交換器は、主に外気負荷の削減に用いられる。
- 代表的な空気冷却用熱交換器としては、プレートフィン型冷却コイルがある。
- ヒートパイプは、構造・原理が単純で、熱輸送能力の高い熱交換器である。
- プレート式水-水熱交換器は、コンパクトで容易に分解洗浄できるという特徴がある。
正解 (1)
解 説
(1)に関して、全熱交換器は、回転型と静止型に大別されます。
回転型全熱交換器は、円筒形のエレメントが低速回転して、吸湿と放湿が連続的に切り替わることで熱交換を行います。
静止型全熱交換器は、給排気を隔てる仕切り板が伝熱性と透湿性をもつ材料で構成され、この伝熱性と透湿性により給排気間の熱交換を行います。
よって、(1)の記述は回転型ではなく静止型の説明文となっているため、正解は(1)となります。
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