問 題
ゴキブリの防除に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 薬剤は、生息場所を中心に、ある程度広範囲に処理することが望ましい。
- 防除作業後には、効果判定調査を行うことが重要である。
- 毒餌処理に用いられる薬剤には、ディートやイカリジンを有効成分とした製剤がある。
- よく徘徊(はいかい)する通路などに、残効性の高い有機リン剤やピレスロイド剤を処理する。
- ペルメトリンを有効成分とする水性乳剤をULV機で散布すると、追い出し効果が期待できる。
正解 (3)
解 説
(3)に関して、ディートとイカリジンはともに、吸血昆虫を対象にした人体用忌避剤として用いられています。いわゆる虫よけスプレーの有効成分の一つです。よって、ゴキブリ用の毒餌としては使われません。
ゴキブリ用の毒餌の有効成分といえば、ホウ酸やヒドラメチルノンがよく用いられます。
ディート、イカリジンに関してはややマイナーな知識なので覚えていないかもしれませんが、ホウ酸やヒドラメチルノンではないのでこの文章は間違いではないか?と考えて、(3)を不適当な選択肢だと判断できれば充分だと思います。
以上から、正解は(3)です。
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