問 題
蚊の防除に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 昆虫成長制御剤(IGR)は、幼虫、蛹(さなぎ)、成虫の全てのステージにおいて効果が認められる。
- ULV処理は、短期間の効果しか期待できない。
- 浄化槽内の防除効果は、柄杓(ひしゃく)によりすくい取られた幼虫数によって判定する。
- 浄化槽内の防除効果は、粘着トラップによる成虫の捕獲数によって判定する。
- 樹脂蒸散剤は、密閉性が保たれている浄化槽などで効果を発揮する。
正解 (1)
解 説
(1)で、昆虫成長制御剤(IGR)は、幼虫や蛹の成長の過程において薬剤が作用して、致死効果を得るものです。しかし、成長に必要なタンパクやホルモンの合成を阻害するというメカニズムのため、成虫に対しては効果がありません。
よって、(1)の記述が誤りなので、正解は(1)です。
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