問 題
ほこりや汚れの除去に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
- アクリル板のほこりは、載っているだけの状態である。
- 湿ったタオルでしみの部分を軽くこすり、タオルに汚れが付着すれば水溶性のしみである。
- ほこりは、長期間放置しても除去のしやすさは変わらない。
- ダストコントロール法は、水溶性の汚れも除去できる。
- ダストクロス法は、油分による床面への弊害が多い。
正解 (2)
解 説
(1)で、アクリルは静電気が発生しやすいので、ほこりが載っているだけに見えても、実際には静電気で吸着していることが多いです。よって、(1)は誤りです。
(2)で、しみが湿ったタオルに移っているので、そのしみは水に溶けやすく、水溶性であると判断できます。水性マジックは水で濡らすと消えて、油性マジックは水で濡らしても消せないことを考えるとわかりやすいと思います。よって、(2)が正しいです。
(3)で、ほこりは長時間放置すると、床の繊維に深く入り込んだり壁材に強く吸着したりして、除去しづらくなります。よって、(3)は誤りです。
(4)で、ダストコントロール法は、粘度の低い不乾性の鉱油などを布に含ませ、ほこりを除去する方法です。水とはなじまない鉱油を使っているため、水溶性の汚れには向きません。あくまでもダスト(ほこり)を除去するための方法です。よって、(4)も誤りです。
(5)で、ダストクロス法は、繊維の隙間を利用して土砂などを回収する方法です。ダストコントロール法と違って油を使わない分、油分による床面への弊害はほとんどありません。よって、(5)も誤りです。
以上から、正解は(2)となります。
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