問 題
排水槽と排水ポンプに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 排水槽の底部の勾配は、吸込みピットに向かって1/15以上1/10以下とする。
- 排水槽内は、ブロワによってばっ気すると正圧になるので排気を行う。
- 排水槽のマンホールは、排水水中ポンプ又はフート弁の直上に設置する。
- 排水ポンプは、排水槽の吸込みピットの壁面から100mm程度離して設置する。
- 厨(ちゅう)房用の排水槽には、汚物ポンプを用いる。
正解 (4)
解 説
(4)の「100mm程度」が誤りで、正しくは「200mm以上」となります。
よって、正解は(4)です。
上記のことも過去に何度か出題されているので覚えておきたいですが、この問題ではどちらかといえば(1)と(5)が特に重要です。(1)は数値が重要なので、もし異なる数値で出題されても気づけるようにしたいです。
(5)に関して、排水ポンプには、大きく分けて以下の3種類があります。
- 汚水ポンプ :固形物がほとんどない排水用 (例:雨水)
- 雑排水ポンプ:固形物が小さい場合の排水用 (例:ちゅう房以外の雑排水)
- 汚物ポンプ :固形物が大きい場合の排水用 (例:ちゅう房用排水、トイレの汚水)
よって、ちゅう房用排水には大きな固形物が含まれていることが多いので、汚物ポンプを使わなくてはいけません。
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