問 題
建築生産に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 工事監理は、一般に設計者が、建築主の依頼を受けて代行する。
- 一般競争入札は、工事内容や入札条件等を公示して行われる。
- 金属工事は、躯(く)体工事に分類される。
- 建設業法では、発注者の書面による承諾のない限り、一括下請負は禁止されている。
- 設備工事は、建築工事と別枠で契約される場合が多い。
正解 (3)
解 説
(3)に関して、金属工事とは金属を使って建築物を仕上げるための工事のことを指します。これは「躯体工事」ではなく、その後の段階の「仕上げ工事」に分類されます。
建築生産の順番としては、次のようになります。
- 仮設工事:
躯体工事よりも前に行う、躯体工事をしやすくする準備のための工事。具体的には、足場の設置など - 躯体工事:
建物の主要な構造体を作る工事。具体的には、型枠工事、コンクリート工事、鉄筋工事、鉄骨工事、木工事など - 仕上げ工事:
建築物を仕上げるための工事。具体的には、防水工事、電気設備工事、ガラス工事、金属工事など
よって、正解は(3)です。
コメント