問 題
鉄筋コンクリート構造とその材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- モルタルは、砂、セメント、水を練り混ぜたものである。
- 梁(はり)のあばら筋は、一般に135°以上に曲げて主筋に定着させる。
- 柱の帯筋は、主にせん断力に対して配筋される。
- 柱の小径は、構造耐力上主要な支点間の1/15以上とする。
- 直接土に接する床において、鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、3cm以上としなければならない。
正解 (5)
解 説
(5)に関して、鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さとは、コンクリート表面から鉄筋の表面までの距離をいいます。
直接土に接するか接さないかで、かぶり厚さ(鉄筋とコンクリート表面との距離)の数値は次のように変わってきます。これは頻出なので、重要事項としてぜひ覚えておくことをお勧めします。
- 直接土に接する壁、柱、梁、床 :かぶり厚さ4cm以上
- 直接土に接しない耐力壁、柱、梁:かぶり厚さ3cm以上
- 直接土に接しない非耐力壁、床 :かぶり厚さ2cm以上
よって、(5)では直接士に接する床の話なので、かぶり厚さは4cm以上にすることが求められます。そのため、(5)の記述が不適当で、これが正解となります。
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