問 題
室内汚染物質とその発生源との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
- アセトアルデヒド 加熱式たばこ
- 窒素酸化物 開放型燃焼器具
- オゾン レーザープリンタ
- ラドン 石材
- フェノブカルブ 接着剤
正解 (5)
解 説
(1)のアセトアルデヒドはホルムアルデヒドと同じく、塗料や接着剤、たばこ煙などに含まれています。よって、(1)は正しいです。
(2)で、開放型燃焼器具によって空気が熱されると、空気中の窒素が酸化されて窒素酸化物となります。よって、(2)も正しいです。
(3)で、オゾンの発生源といえば、コピー機とレーザプリンタが代表例です。よって、(3)も正しいです。
(4)のラドン(ラドンガス)は、自然界に存在するラジウム鉱石から生じる放射性物質です。土壌や岩石、石材がラドンの発生源となるので、(4)も正しいです。
(5)のフェノブカルブは農薬や殺虫剤(防蟻剤)の有効成分として用いられる有機化合物です。接着剤には使われていないので、これが誤りの選択肢です。ちなみに、接着剤が発生源となるのは、(1)の解説の通りホルムアルデヒドやアセトアルデヒドです。
とはいえ、フェノブカルブはマイナーなので知らなくてもいいと思います。(1)～(4)が正しいことから、消去法で(5)を選べれば十分です。
以上から、正解は(5)となります。
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