ビル管理士試験 2020年 問28 問題と解説

 問 題     

酸素欠乏に関する次の文章の(  )内に入る数値の組合せとして、正しいものはどれか。

労働安全衛生法に基づく酸素欠乏症等防止規則では、空気中の酸素濃度が( ア )%未満である状態を酸素欠乏と定義している。

また、酸素濃度と人体影響の関係では、空気中の酸素濃度が( イ )%以下になると意識障害やけいれんが生じる。

  • ア  イ
  1. 20  18
  2. 20  16
  3. 18  16
  4. 18  10
  5. 16  10

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

( ア )について、酸素欠乏状態であるか否かの基準が18%であるというのは重要知識なので、最低限これは答えられるようにしたいところです。よって、( ア )には「18」が入ります。

( イ )についても知識問題となりますが、酸素濃度が10%を下回るあたりから深刻な副作用が出てきます。具体的には、問題文に書かれている意識障害やけいれんのほか、顔面蒼白やチアノーゼの症状が出ることもあります。

よって、正解は(4)となります。

もし( イ )が10%だとわからなくても、酸欠の基準が18%であることを知っていれば、16%の時点でそんなに深刻な悪影響は出ないだろう…と推測できるので、選択肢から(4)が正解であると推測できると思います。

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